年始の御神事 石上神宮にて

この記事を
書いた人
中尾 美帆子


こんばんは。
れいわホワイトナイトホールディングス
代表の中尾です。

二十年来、年始の神様詣での道は決まっています。

日本最古の神社のひとつと言われる
大和神社(おおやまとじんじゃ)と
石上神宮(いそのかみじんぐう)。

母が私を出産した病院は、
石上神宮のすぐ西にあります。

私にとっては石上神宮は産土神社であり、
子どもの頃の楽しい遊び場でもあるのです。

日も落ちて、鎮守の森は暗く静まっています。

献灯が足元を照らす参道を行きます。

石上神宮でおなじみの鶏の姿はなく、
お焚き上げの火も熾火に変わろうとしています。

旧年中にいただいた古い御札をくべると、
龍の頭部のような、飛び跳ねる兎のような炎が(笑)

朱塗りの楼門と廻廊が見えてきました。

暮れなずむ空とライトアップされた境内の
コントラストが美しいですね。

鎌倉時代末期、後醍醐天皇の御代に建立され、
重要文化財に指定されている楼門です。

楼門から拝殿を臨みます。

石上神宮の主祭神は、
布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)
布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)
布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)

布都御魂大神は、
国譲り神話に登場する
武甕雷神(たけみかづちのかみ)が
携えていた神剣「韴霊(ふつのみたま)」に宿る
御霊威を称えた神名。

布留御魂大神は、
天照大神の孫神である
饒速日命(にぎはやひのみこと)が
天津神(あまつかみ)から授けられた十種の神宝、
璽十種瑞宝(あまつしるしとくさのみづのたから)
に宿る御霊威を称えた神名。

布都斯魂大神は、
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が
出雲国で八岐大蛇(やまたのおろち)を
退治するのに用いられた
天十握剣(あめのとつかのつるぎ)に宿る
御霊威を称えた神名。

いずれも古事記日本書紀に記される神々です。

少し遅い時間でしたが、御祈祷をお願いし、
初めて石上神宮の拝殿に上がらせていただきました。

拝殿の奥、朱色の扉の向こうに本殿があり、
そこに三柱の神々がお鎮まりくださっています。

不思議なことに、とても有難い気持ちと共に
何故だかとても懐かしい気持ちになり、

まるで遠く離れていた生まれ故郷に帰り、
大切な人に温かく迎えらえたかのように
胸が震えて、涙がこみ上げてきました。

宮司の祝詞の一説が耳に残りました。

明く(あかく)直く(なおく)正直な心で
貪らず世のために働く・・・

そのように務めさせていただきます。

御祈祷の間中、ポロポロ泣いていたので、
マスクの中はグショグショ
御下がりの品を手渡してくださった宮司に
変に思われていないかだけ気がかりでした(笑)

御祈祷の後は、
出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)、
猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)にご挨拶。

天神社(てんじんじゃ)と
七座社(ななざしゃ)にもご挨拶。

無事、お年始の御挨拶を終えました。

れいわホワイトナイトホールディングス
通称:レホナ 代表 中尾水帆子

↓